シンクレスト株式会社

Technology

フロー合成とセンシング技術をかけ合わせ、
最高品質を短納期・高柔軟性で提供

  • Flow Synthesis
    Technology

    フロー合成技術

  • Sensing
    Technology

    センシング技術

Flow Synthesis
Technology

フロー合成技術

これまでのバッチ反応法※1とは一線を画すフロー合成法※2による連続生産は、送液時間を延長することにより生産量を柔軟に調整できることに加え、反応は閉鎖系で実施されるため、危険反応をはじめ、通常反応装置では実現できない化学反応にも対応可能です。

シンクレストでは、化合物の合成から精製までを一気通貫で実施可能な独自のフロー合成装置を備えています。
高速混合・微小空間混流による反応高速化、独自の触媒技術による化合物の効率的変換、各種センサーによる高度な反応制御などを総合的に活用し、精密かつ高堅牢性・高品質が担保された高品質・安価・オンデマンドな合成・製造体制を構築しています。

※1 バッチ反応法:
全ての原料等を反応釜に投入し、物質の反応がすべて終了した後に生成物を取り出す手法を指す。

※2 フロー合成法:
細い管を反応の場とし、原料を管の一端から連続的に投入し、混合・反応させ、生成物を他端から連続的に得る方法を指す。
フロー合成法はバッチ反応法に比べてエネルギー効率が高く、かつ、廃棄物の排出も少ないと言われている。

Sensing
Technology

センシング技術

大塚化学のもつ最先端のフロー合成技術や中分子医薬品製造技術、GMP管理のノウハウと、横河電機が持つ世界トップレベルの計測・制御技術で実現可能となる生産工程管理を融合・継承することにより、被測定物に対する非破壊的高精度計測がリアルタイムで可能な世界最先端のインライン計測統合型連続フロー合成法※3の開発に成功しました。

インライン計測統合型連続フロー合成法では、化合物の合成から精製にわたる全工程を、非侵襲的センシング技術によって、網羅的かつ徹底的に監視し、反応追跡・パラメーター収集(反応温度、物質濃度などに渡る全データ)、異常検知時の即時是正制御などをリアルタイムで実施することが可能です。

中分子医薬品に注力する製薬会社の基礎創薬研究からプロセス開発、商用生産まで一貫して対応し、生産性の向上に貢献していきます。中分子医薬品を主体とした、各種化学合成が可能な医薬品のものづくりバリューチェーンにおけるQ(クオリティ)、D(デリバリ)、C(コスト)に関する様々な課題やニーズに応え、必要な時に、必要な量を最高の品質で提供していきます。

※3 インライン計測統合型連続フロー合成法:
反応から精製・取出までの生産における複数の工程において、
インライン計測により統合的に制御し、工程連続化を実現したフロー合成法を指す。

合成から晶析まで
一連のプロセスを連続生産

2022年12月、中分子医薬の原薬や中間体・原料を製造する
マルチパーパスプラントである鳴門工場(大塚化学鳴門工場内)が完成しました。
当工場は、国内初の連続フロー合成法を用いた生産が実施可能な
高薬理活性(OEBカテゴリー4※4)のGMPに対応した多目的多品種プラントとなります。
またNon-GMPエリアも備えており、多様かつ柔軟な生産体制や環境を整えることができます。
さらに固相合成装置や、最新鋭機器設備、各種分析装置も揃えており、
中分子医薬品のみならず、中分子を主体とした各種化学合成が可能な原薬、原薬中間体、
原料の高純度オンデマンド生産が可能となります。

※4 OEB(Operational Exposure Band):
職業曝露バンド。原薬の許容暴露量管理区分である。

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